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映画『隣る人』を観て

■久々のポレポレ東中野。やっと、「隣る人」を観ることができた。緩く寄り添い、喜怒哀楽を出し続けられる日常の積み重ね。小舎制の児童養護施設だからできること。そして、小舎制だから出てくる問題…。エンディングの方ですすり泣き聞こえた。立場によって感じ方が様々になる作品。

 

僕は取材だけでなく、プライベートでも乳児院、ボランティアとして関わり、さらに来月からのSWの実習で約一ヶ月児童養護に泊まり込みになるので、親元へ戻る困難さなど色々考えさせられた。真綿で包み込みながら、寄り添う。それは、児童養護施設以外の子育てにも通じることだと思う。

 

光の子供の家から実家が近いこともあり、田園風景に引き込まれたりもした。都会型の児童養護施設にはない、ほんわかした児童ケアの形。様々な事情で親と一緒にいられない子どもたち。何がその子にとって最善かなど千差万別。もう一度、川崎で上映されるとき観てみたい。

 

■処遇の甘さなど都市型施設職員から観ると突っ込みどころもあると思う。しかし、埼玉北部の加須市というロケーションを考えれば、行き当たりばったりの外泊決定も施設長が培ったものから出てきた方法なのかもしれない。

 

■隣る人には専門家でなくてもなれる。親でなくても愛情を受けて育てば子どもも育つ。そして、親も育つ。どこか生活の中まで入り込んでいるビジネスライクな仕切りは有害だと思う。子どもを怒ったって良い。日々の生活の中で子どもの笑顔やうれしい言葉を見つけられていれば、100の嫌なことがあっても許せる。否、赦せるはず。

 

■緩く包んで、時には引っ張り上げたり、寄り添ったり…。臨機応変に見守ること。それが子どもの成長促進剤になるのだと思う。